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歯が無くなってしまったら。。。

 もし定期健診を行っていても歯が破折や何らかの原因で無くなってしまった場合どうしたらいいんでしょうか。今回は歯が無くなってしまった場合の事について説明したいとおもいます。

 歯が無くなってしまった場合一番駄目な事はそのまま放置することです。歯が無い状態を放置してしまうとどうなるのでしょうか?まず初めに口の中のバランスが崩れていきます。放置期間が長くなると横の歯が傾いて来たり対合歯が挺出(伸びてくる)してきます。そして、他の歯に変な負担がかかるようになり他の歯も駄目になっていきます。その結果さらなる治療が必要になってくることで治療期間や治療費が高額になってきます。なので歯が抜けてしまった場合は速やかにかかりつけの歯科医院に受診する事をお勧めします。

 では歯が抜けてしまった場合、どういった処置が可能なんでしょうか。歯が無くなった場合3つの方法があります。

①ブリッジ(Br);ブリッジは、歯がない部分の両隣の歯を削って、繋がった被せ物を装着する治療法です。ブリッジ利点としては、両隣の歯のみで支えているので自分の歯のように噛むことができます。欠点としては、両隣の歯に負担がかかりやすい事です。単純に二本で三本分の噛む力を支えているからです。もう一つは、削る量が多くなることがあげられます。形にもよりますが基本的には一層ぐるっと削合して被せの形にします。そして被せを繋いでブリッジにします。なので健康な歯を削って被せ物を作製する必要があります。費用は保険(3割負担の方)で1本欠損の場合で15,000~20,000円位です。

②入れ歯(PD,FD);入れ歯は、歯がない部分に歯と歯茎の形をした被せ物を作り、残っている歯にばねを取り付ける治療法です。入れ歯の利点としてはブリッジとは違い、歯と歯茎で噛む力を支えるので両隣の歯に負担がかかりにくく、削る量も必要最低限ですみます。また、ブリッジができない広範囲の欠損にも対応できます。しかし、欠点としては入れ歯と歯茎の間に物が詰まったり、歯茎に負担がかかりすぎると歯茎が痛くなってしまいます。また、寝る時や食事の度に取り外したり洗浄してもらう必要があります。前歯部などにする際バネが見えてしまい見た目が悪くなることがあります。費用は保険(3割負担の方)で1本欠損の場合で5,000~7,000円位です。

③インプラント;インプラントは、人工歯根を顎の骨の中に埋めて、その上に被せ物を取り付ける治療法です。インプラントの利点としては両隣の歯に関係なく他の歯と同じように機能を回復させることができます。つまり、インプラント1本で完結することが可能です。しかし、欠点としては、顎の中にインプラント体を打ち込むのでどうしても、外科処置が必要になってくることや骨が無かったら出来ないこと、骨とくっつくのに時間がかかるなまとめどの欠点があります。また、1番の問題は保険が効かないので値段が高額になることです。1本欠損の場合で340,000円~です。

 このように、歯が無くなってしまったら1番駄目な事は放置することです。放置することで、状況がさらに悪化し、治療も困難になっていきます。歯が無くなってしまったら、かかりつけ医を受診し速やかに治療をする事が大事です。治療の方法は相談したうえですすめていきましょう。また、治療方法などの詳しい説明はホームページに掲載されていますのであわせてご覧ください。